国宝・阿修羅展を拝観して

2009年4月3日、東京国立博物館 平成館 で 国宝・阿修羅像 を拝観した。
通常ガラスケースに入っていて、正面からしか見られない阿修羅像を、ガラスごし
ではなく直接、しかも360度全方向から拝観した。
私は阿修羅像のお顔ばかり見ていた。 お顔が3つあり、それぞれ表情が違う。
一つお顔でも、見る角度によって表情が微妙に異なる。
私は、正面から向かって右のお顔を、右斜め後方から見た表情が一番気に入った。
正面からお顔を見ると、阿修羅さんはどこか遠くを見ているようだった。
何を見ていたのだろうか?
朝日新聞 国宝・阿修羅展 紀年号外 と 日経おとなのOFF で阿修羅像について
学んだことを以下のとおりに整理してみた。
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1. 国宝・阿修羅像の誕生
光明皇后が734年( 今から約1300年前 )に、皇后の母・橘三千代(たちばな
のみちよ)を供養するために、興福寺に西金堂を建てた。
このお堂の本尊を守護するのが八部衆(はちぶしゅう)で、阿修羅像はその中の
一体。
八部衆は仏に仕える神だが、人間の姿でリアルに表現されている。
2. 国宝・阿修羅像の物理的側面
①. 身体 : 漆を大量に使った乾漆像で、それまで日本では仏像は金属製だった。
②. 顔 : 3つの顔を持つ
③. 手 : 6本ある
④. 身長 : 153cm
⑤. 体重 : 約15Kg
⑥. 装身具 : ネックレス、腕輪
⑦. 履物 : 板金剛というサンダルのようなもの
⑧. 服装 : 上半身に細長い布をつけ、下半身にスカートのような腰布を巻いている。
ネックレスや腕輪も美しい。
当時の中国・唐の仏教や服装の最新流行を参考にしたと考えられる。
他の八部衆は皆、鎧をつけているのに、阿修羅像だけは鎧を着けないで
異なった服装をしている。
⑨. 製作者 : 仏師の長は、将軍万福と伝えられている





標高4000メートルを超えるチベット高原では穀物、野菜はとれない。 チベット高原の牛・ヤクを飼育し、ヤクの肉を主食とし、ヤクの乳からバターを作り、ヤクの毛で糸を紡いで布を作って暮らしている。 ヤクのフンは乾燥して燃料として活用する。 このためバターを小麦などの穀物、中国の雲南、四川などのお茶や日用品と交換する。 野菜が採れないので、ビタミンはお茶から摂取する。 時に塩湖で塩をとって、300Kmも離れた交易市場へ持参、穀物などと交換する。 交易にはキャラバンを組んで出かける。 番組では、5人の男が約40頭の馬、ラバでキャラバンに出かけた。 


昨晩NHKのハイビジョン・テレビで「茶馬古道」という番組を見た。 ”茶葉”ではない。 私は知らなかったがお茶の原産地は中国・雲南省のプーアール地方だと聞いた。 「茶馬古道」にはサブタイトルがついていて、「もう一つのシルクロード」とあった。 シルクロードは文字通り絹の交易の道。 こちらは中国・雲南省のお茶とチベットの馬の交易(交換)の道である。 初めて聞いた。 ついでにお茶の木は椿から分かれた種類だという。 雲南省ではお茶の葉を火であぶり、煮出して飲むそうだ。 日本ではお茶の葉を取りやすいように木の高さを1メートルもないように栽培している。 これに対して、雲南では高さが5メートルを超える茶の木もあるそうだ。 木に登って茶葉を取っているところが映し出されていた。 昔は茶と馬を交易していたから「茶馬古道」と名前がついた。 でも、現在はチベットの人は主として塩を売り、雲南の茶、日用品などを買って帰るとのこと。交易は、ヒマラヤの狭くて、険しい、自動車も通れないような道をキャラバンを組んで行なわれている。