
高僧の死去は「 示寂( じじゃく ) 」や「 遷化( せんげ ) 」とも記される。
示寂の寂は涅槃寂静( ねはん じゃくじょう ) 」を意味する。
煩悩を離れた静かな境地に達するという意味の寂滅・入寂・帰寂・円寂・入滅
も死去と同義になっている。
遷化は遷移化滅の略語で、この世の教化を終えて他国土の教化に移る意だという。
江戸時代の辞書「 類聚( るいじゅ )名物考 」に「 僧家の終焉を遷化という 」
とある。
終焉も臨終や最期を意味する語だ。
「 往生 」はこの世を去って他の世界( 特に極楽浄土 )に生まれかわることが
本来である。
弁慶は立ち往生( 立死 )で死んだ伝説( 『義経記』 )がある。
永眠はキリスト教のプロテスタントや正教会の宗教用語でもある。
カトリックの場合、帰天という。
さて、死に至る状態を示す漢字としては、瀕死・重篤・危篤・臨終・臨死・断末魔
などがある。
断末魔は仏教語に由来し、死ぬ瞬間に体の中の急所の末魔が分解し激しく
痛むことをいう。
「 尸 ( しかばね ) 」や「 屍 ( しかばね ) 」はいずれも死体や骸骨を表わす。
屍の簡略化された字が尸とされる。






























