温暖化、森林・海洋に影響大

環境省の有識者検討委員会は、人為的な原因で自然環境が広範に損なわれている
とする報告書をまとめた。
高度経済成長期に盛んだった国土開発の影響は薄れつつある一方で、近年は地球
温暖化が生態系の損失に拍車をかけていると分析している。
なかでも森林や海洋の生態系に及ぼす影響が大きいという。
温暖化の関与が疑われる生態系への影響としては次のようなものが上がっている。
1. 気温上昇に伴ってシカやサルなどが高山帯に出没、植生が乱れ始めている。
2. 国の特別天然記念物であるライチョウは、高山植物の減少によって食料を確保
しにくくなると懸念されている。
3. 北海道・アポイ岳で高山草原が急減。
4. チョウ、トンボ、カメムシなどの分布域が北上。
5. 繁殖地や越冬地の気温上昇でコハクチョウの個体数が急増。
6. オホーツク海の海氷が減り、植物プランクトンが減少。
7. 海水温の上昇により、サンゴの白化減少が進んでいる。
沖縄県の石垣島と西表島の間に広がる石西礁湖では1998年ごろから白化
現象が目立つようになった。
出典 : 日本経済新聞 2010年3月3日号
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