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禅 語 : 上善若水 ( じょうぜん みずのごとし )

西行法師.jpg

 ( 上善如水とも )

上善は水の若(ごと)し。

人間は生活環境や人生の経験によって思考法が形成される。

とくに強い抑圧を経験すると心の癖ができて、事が起こるとその癖が意思を決定して

しまう。

それで生き方が窮屈になり、周りの人とも摩擦を起こすことがしばしばあり、離婚など

にも発展する。

理想的な生き方は水のようなあり方だと「 老子 」はいう。

水について貝原益軒先生の、「 水五訓 」は見事である。

「 一、 自ら活動して他を動かしむるは水なり。

  一、 常に己の進路を求めて止まざるは水なり。

  一、 障害に逢いて激しく勢力を倍加するは水なり。

  一、 自ら潔(きよ)うして他の汚濁(おだく)を洗い清濁(せいだく)併(あわせ)

     せ容(い)るるは水なり。

  一、 洋々として大洋を充(み)たし発しては霧となり、雨雪と変じ霞と化す、

     凝じては玲瓏(れいろう)たる鏡(水のこと)となり而もその性を失わざるは

     水なり。

「 老子 」でいう水とは「 川 」でとくに大河のことだという。

「 川の流れのように 」無限に変化しつつとらえどころがなく雄大な生き方という

事である。

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2011年10月

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