リチウム資源、なぜ南米に?

自動車の蓄電池などに使用される希少金属:リチウムが注目されている。
電気自動車の普及ととともに需要の急増が予想されるからだ。
リチウム資源は、チリやボリビアなど南米に集中している。
銀白色で軟らかなリチウムは金属としては変わり種だ。
鉄や銅など多くの金属は鉱石から採るが、リチウムは塩湖のかん水(塩分を多く
含んだ水)を天日で干して集める。
世界全体の推定資源量2000万トンのうち、7割がかん水、残り3割が鉱石に
含まれる。
資源の半分以上が集まるのが、南米アンデス山系に属し、アルゼンチン、ボリビア、
チリにまたがり、スペイン語で高原を意味する「アルティプラノ」と呼ばれる地域。
標高3800メートルの広大な盆地に100以上の塩湖があり、チリのアタカマ塩湖
がよく知られている。
アンデス山系に眠る資源も、もともとは海水に溶けたリチウムだったとの説が有力。
数千万年前地球の岩盤が隆起、海がそのまま持ち上げられ、その名残が塩湖と
みられる。
出典 : 日本経済新聞 2010年1月17日号 「ナゾかがく」。
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