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禊(みそぎ)と神社参拝

鳥井0001.jpg

神社参拝の時手水舎(てみずや)に来たら、そこで手を洗い、口を漱(すす)ぐ。

これは神様の前に出るにあたり、身や心を清めるということである。

禊祓(みそぎはらえ)の省略形と考えればよい。

禊祓には次のような起源神話がある。

「古事記」に、亡き妻の伊耶那美命(いざなみのみこと)に会うため、死者の国・

黄泉国(よみのくに)を訪れる伊耶那岐命(いざなぎのみこと)の話がある。

伊耶那岐命は黄泉国から戻った時、「 私は醜いこともはなはだしい穢(けがら)

わしい国に行った。 だから、禊(みそぎ)をしよう。 」といい、禊祓をした。

まず、川に入る前に身に着けていたものをすべて投げ捨てた。

つぎに川に入り、水中で「 御身(おんみ)を滌(すす)ぎたまふ 」つまり水中で

心身をすすいだのである。

この「 身そそぎ 」が縮められて「 みそぎ 」になったとされる。

この禊をした伊耶那岐命は清らかな気持になり、その最後に天照大神( あま

てらすおおみかみ )、月読命( つきよみのみこと )、素戔嗚尊( すさのおの

みこと )を生んだ。

これが禊祓の起源神話である。

禊祓のしくみと私たちの入浴のしくみとは類似している。

脱衣場で身につけていた衣類をすべて脱ぐことは祓いに相当し、体に湯をかけたり

浴槽につかるのが禊にあたる。

禊祓や入浴の後は心身ともにさっぱりとする。

これが神道でいう「 潔斎( けっさい ) 」の状態である。

この潔斎は、心身ともに清浄な状態になることである。

潔斎の「 斎 」は「 ゆ 」とも読み、それは「 湯 」という言葉に通ずるものである。

出典 : 神道学博士 三橋 健 著 「 神社のしくみと慣習・作法 」 ( 日本実業出版社)

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関連用語の意味は、漢字源によるとつぎのとおり。

禊 ( みそぎ ) : 川の水でからだを清め、けがれを除く

 示 ( まつり ) : 外にあらわして見せる

 契 ( けずりとる ) : 約束のしるしをきざみつける

                かたく誓って約束する

祓 ( はらい ) : 神道で、神に祈って罪やけがれをとること

罪 ( つみ ) : 法をおかすこと。 悪事やあやまち。

穢 ( けが )れ  : 神の前に出たり、勤めにつくのをはばかる出来事

              よごれ。 不潔。 不浄。 きたないこと。

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