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森が生む自然の明かり「 蜜ロウソク 」 1/2

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密ろうはミツバチの密が原料。

働きバチは森へ花の蜜を採取に行き、集めてきた一部を腹部の器官からロウとして

分泌し、巣を作る。 その巣を精製したのが密ろうだ。

密ろうは画材としての歴史が古い。

「オックスフォード西洋美術事典」(講談社)によると、紀元前1世紀から3世紀にかけて

エジプトのファイユーム地方で作られたミイラ肖像画群は、顔料に熱い密ろうを加えて

描いたろう画という。

朝日連峰を望む山形県朝日町。 日本百名山の一つ、大朝日岳(1870メートル)登山

の起点でもある。 山の入口に密ロウソクを作る小さな工房「ハチ密の森キャンドル」

がある。

森キャンドルの安藤さんは、東北地方の養蜂家約20軒に依頼して良質の密ろうを

仕入れる。

不純物を取り除くために何度も湯の中で融解、沈殿させて、ろ過する作業を繰り返す。

試行錯誤の末、色や香りが損なわれない方法にたどり着いた。

出典 : 日本経済新聞 2009年12月10日号。

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