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ピークオイル

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ピークオイルとは一言でいえば、既存の大油田はすでにほとんどが生産のピークを過ぎ

ており、石油枯渇までの時間はよく言われる40年よりはるかに短いという説のこと。

しかし、石油探査・掘削技術は日に日に進歩しており、お金さえかければ以前には考えら

れなかったところで石油が採れる。

中東には開発の容易な油田がまだたくさんある。 カナダのオイルサンド、ベネズエラの

重質油、カスピ海、ブラジル沖、北極海にも、さらに石炭液化技術もある。

メタンハイドレートというメタンガスが深海で氷状になっている物質は実に石油埋蔵量の

50倍もある。 問題はコストだ。

IEAの試算ではオイルサンドで1バーレル40-80ドル。 石炭液化で40-120ドル、

メタンハイドレートにいたってはもっと高い。 石油価格が十分に高いという見通しが

ないと投資が起こらない。

一部産油国は技術や資金をもつ国際石油資本による資源へのアクセスを制限している。

石油枯渇のリスクは地下ではなく、地上にある。

* 日本経済新聞 2009年1月30日 記事 

   「 ピークオイル 」 ( 国際エネルギー機関事務局長 田中伸男 氏 ) から。

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