ギリシャにかえれ ヌード誕生

2009年1月6日の日本経済新聞に「 ギリシャにかえれ、ヌード誕生 」が掲載された。
新聞には、文章とともに次の4枚の写真が載っていた。
①. 「 カピトリーノのアフロディテ 」 ( ローマ、カピトリーノ美術館蔵 )
②. 「 クニドスのアフロディテ 」 ( ヴァチカン美術館蔵 )
③. ルノワール 「 犬と浴女 」(部分) ( サンパウロ美術館蔵 )
④. ポッティチェリ 「 ヴィーナスの誕生 」(部分) ( フィレンツェ、ウフィツィ美術館蔵)
私もできることなら写真ではなく実物を拝見したいものだ。
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時は紀元前350年ごろ、美と愛と豊穣の女神アフロディテの二つの彫刻がギリシャで
売りに出される。一つは着衣、もう一つは裸体だった。
はじめに、エーゲ海に浮かぶコス島の人々が着衣の像を買った。 それがたしなみだと
考えられたからだ。 拒絶されたかたちになった裸の女神は小アジア(いまのトルコ)の
都市国家クニドスの人たちが引き取った。
ところが全ギリシャに名をはせたのは裸体像の方であり、クニドスの人たちは決して
手放そうとはしなかった。
古代ローマの百科全書学者プリニウスが「博物誌」に記す逸話である。
--- 中略 ---
像を刻んだのはプラクシテレス、優美で人間的な神像を造った彫刻家として知られる。
クニドスのアフロディテは最初に現れた全裸の女神像だった。 女神が沐浴しようと
したとき、不意の侵入者に驚いた場面とされ、彫刻家は愛人をモデルにしたと伝えられる。
このアフロディテはのちに競ってコピーされた。 インテリアになって古代ローマの浴場を
飾ったという。 五十ほどの模刻が伝世するが、原作の面影を忠実に映す作は皆無と
言われる。 中では、ヴァチカン美術館の模刻 ( =クニドスのアフロディテ )が最良。
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