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招き猫のルーツ (2) 道灌招き猫地蔵尊

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歴史的背景を持つ江戸の招き猫伝説で、もっとも古いのは、新宿区西落合にある自性院

(じしょういん)だろう。 ここは弘法大師が東国を旅する途中、観音像を刻んで祀ったこと

に由来する真言宗の古寺だが、猫と関係するのは、太田道灌公にまつわる説話。

第24代住職の大澤永智氏によれば---時は文明9年(1477年)、道灌は石神井城主

豊島泰経(としまやすつね)と雌雄を決する江古田ケ原の合戦を行なうが、夜半、道に迷

ってしまう(負傷したという説もある)。 すると道灌の前に一匹の黒猫が現れ、自性院へ

案内したのだ。 危難を救われた道灌は戦に勝利。 以後この黒猫を大切に養い、死後は

地蔵尊を刻んで自性院に奉納した---という。 

これが同寺に伝わる「道灌招き猫地蔵尊」の縁起だ。

* 「 ひととき 」(株式会社ウェッジ 発行) 2009年2月号 から

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