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そば : そばの種類と栽培

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そばは漢字で蕎麦(チャオマイ)と書き、烏麦(うばく)、花蕎、甜蕎(てんきょう)、陪麦

(ばいばく)、華蕎、油蕎、伏蕎など、さすが中国は文字の国だけあって俗称が多い。

朝鮮名は木麦。 

日本では古くから曽波牟岐(そばむぎ)、久呂無木(くろむぎ)と訓読したのは、ソバの

実が稜角で果皮が黒褐色のためである。

学名の 「 Fagopyrum esculentum ( ファゴピルム エスクレンツム )は、食用の

ブナの実に似た穀物という意味。

ソバはタデ科ソバ属に属する一年生草本で、普通種と韃靼(だったん)種(ダッタンソバ、

苦蕎麦(にがそば))に大別される。

原産地は寒帯を除く東アジアの北部、特にアムール川(黒竜江)の上流沿岸・満州・ダウリア・

バイカル湖にわたる地域とされているが、中国雲南省を発祥地とする説が有力である。

中国では唐時代(618-907)に広く栽培され、わが国でも元正天皇の養老6年(722)、

救荒作物としてソバの植え付けを勧められたことが「続日本紀( しゅくにほんぎ)」に

記されているから、それ以前に朝鮮を経て日本に渡来したとみてよい。

普通、単にソバという場合は普通種をさす。

品種は生態による分類があるが、一般には在来種と改良種とに分け、各々に早熟の

夏ソバと晩生の秋ソバ、および播種(はしゅ)の時期にかかわらず結実に変化を生じ

ない中生種が含まれる。

在来種はその土地に長い間栽培されてきた品種というだけで、地名を頭につけて呼ぶ。

改良種は信濃一号、栃木一号、牡丹ソバくらいで、本格的な品種改良はあまり行なわれて

いない。

「 蕎麦は75日 」といわれるほど、ソバの播種から収穫までの期間はきわめて短い。

しかし、実際には夏ソバは70日から85日、秋ソバは80日から90日かかる。

* 「 蕎麦入門 」 ( 新島 繁著、 発行:保育社 ) から。

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