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2009年1月31日

招き猫のルーツ (3) 「猫寺」自性院

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やがて、この”道灌招き猫地蔵尊”が評判を呼び、自性院は「猫寺」の愛称で江戸界隈に

知られるようになる。 そして、明和9年(1772年)に貞女と評判だった、小石川の豪商

真野性正順の息女で、金坂八郎冶の妻守女が亡くなると、その徳を偲び、猫を愛した

守女にちなんで猫の顔をした地蔵尊を刻み、自性院に開眼供養を願った---という

のが、もう一つの「猫面地蔵尊」の縁起。 昔は二体とも祠に祀られていたが、風化が

激しくなったため、現在は秘仏として年一回、二月三日の節分会(猫地蔵尊まつり)に

ご開帳されるという。

自性院住職・大澤永智さんによると「 猫面地蔵尊は、おかっぱで猫の顔をした珍しい

お地蔵さんです。 貞女にあやかりたいという女性ばかりか、猫に縁の深い三味線弾き

や芸者衆もよくお参りに来られたようです。 しかし、二体の地蔵尊の関する資料は

明治の廃仏毀釈で寺が一時無住寺となり、文書類の一部が流出したことに加え、空襲で

伽藍などすべてを焼失したため、何も残っておりません。」

江古田ケ原の合戦は史実だし、道灌が奉納したとされるお地蔵様が招き猫だったら

完璧な証拠となったのに残念。

なお、自性院北門参道口には大きな招き猫の石像が鎮座しているが、これは二代目。

* { ひととき 」(株式会社ウェッジ 発行) 2009年2月号 から

2009年1月30日

招き猫のルーツ (2) 道灌招き猫地蔵尊

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歴史的背景を持つ江戸の招き猫伝説で、もっとも古いのは、新宿区西落合にある自性院

(じしょういん)だろう。 ここは弘法大師が東国を旅する途中、観音像を刻んで祀ったこと

に由来する真言宗の古寺だが、猫と関係するのは、太田道灌公にまつわる説話。

第24代住職の大澤永智氏によれば---時は文明9年(1477年)、道灌は石神井城主

豊島泰経(としまやすつね)と雌雄を決する江古田ケ原の合戦を行なうが、夜半、道に迷

ってしまう(負傷したという説もある)。 すると道灌の前に一匹の黒猫が現れ、自性院へ

案内したのだ。 危難を救われた道灌は戦に勝利。 以後この黒猫を大切に養い、死後は

地蔵尊を刻んで自性院に奉納した---という。 

これが同寺に伝わる「道灌招き猫地蔵尊」の縁起だ。

* 「 ひととき 」(株式会社ウェッジ 発行) 2009年2月号 から

2009年1月29日

招き猫のルーツ (1) 中国唐代の酉陽雑俎

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「猫が顔を洗うと客が来る」とは、中国・唐代の怪異や伝承を収録した段成式(だんせいしき)

の『酉陽雑俎(ゆうようざっそ)』(9世紀半ばに成立)に書かれている俗信で、これが日本に

伝わり広まったよう。 さらに、猫には上げた前足を振り下ろしながら方向転換して歩き出す

という習性があり、いかにも人を招いている動作に見える。 実際、道端で顔を洗っていた

猫と目線が合った途端、フッと目をそらせて歩きだした猫の後をついて行った経験のある人

は多いと思うが(猫好きだけか?)、あれぞまさしく招き猫伝説の原型ではなかろうか?

* 「 ひととき 」 (株式会社ウェッジ 発行) 2009年2月号から

コミュニケーション : (44).相手に対する印象を良くする方法

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人と会うとき、まだ言葉を発しない時点でも、立ち姿、歩く姿、顔の表情などが相手に

情報を発しています。 表情や立ち居振る舞いはビジネスマナーの5要素に入っています。

1. まず立ち姿は、背筋を伸ばし、足のかかとをそろえ、手は前に重ねる。

   左手を右手に重ねます。

   腕組みすることは、相手に失礼になります。

2. 表情は、明るく、にこやか、であることが必要。

3. 初対面の相手に対しては、約2メートルに近づき、一旦止まって、軽く会釈して、

   「 有限会社ケー・アンド・ケーの有馬と申しますが、相原工業の佐藤様でいらっ

     しゃいますでしょうか? 」のように話かけます。

   決して横や後ろから話しかけてはなりません。 

   相手が驚くとともに、失礼になります。

   相手が自分が会う相手であることを確認したら、さらに相手に近づいて挨拶します。

4. お辞儀は、

   ①. 相手の目を見て、「 おはようございます 」などの言葉。

   ②. 少し早めに上体を倒します。(約30度傾斜) 背中はまっすぐにして。

   ③. ゆっくりと上体を起こします。 もう一度相手の目を見ます。

      ゆっくり上体を起こすことで、丁寧さを表現します。

   の順です。 相手の目を見ることを忘れてはなりません。

   * ただし、ヨーロッパ系の人にはお辞儀してはなりません。 卑屈と思われるので。

5. 会議室などで、座って話す場合の座席の位置は、

   ①. 商談の時は、お互いに正面になるように向き合います。

   ②. なごやかに話をする場合は、正面ではなく、相手との角度を直角またはそれに

      近い位置にします。

6. 顔のあごの角度は、

   ①. 相手にあごをまっすぐに向けると、誠実に対応しようとしている印象を与えます。

   ②. あごを少し上げると、積極的な印象を与えます。 

      あごを上げすぎると、横柄、尊大な印象を与えますので、要注意です。

   ③. あごを下げ気味にすると控えめな印象を与えますが、下げすぎると、

      卑屈な印象を与えますので注意が必要です。

2009年1月28日

就職まじかの高校生にビジネスマナー研修

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弊社では、さる1月15日(木)午後、神奈川県立相原高等学校で希望者20名を対象に

ビジネスマナー研修を実施、大変好評をいただきました。

もう2ヶ月半もすれば職場に入るとあって、皆さん真剣そのもの。

下記はその研修に対するアンケート評価の集計結果です。

参加者の中に、就職に万全を期したいので、さらにビジネスマナーのトレーニングを

受けたい、との希望があり、2月にビジネスマナー・トレーニングを実施することになりました。

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2009年1月27日

コミュニケーション : (43).メラビアンの法則

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相手に残す印象がどのような要素で構成されるかを研究した学者の説で、メラビアンの

法則といわれる。

印象を残す構成要素は次の3つである。

(1). 視覚情報 : 55%

             見た目。 身だしなみ。 しぐさ。 表情。 視線。

(2). 聴覚情報 : 38%

             声の高低。 速さ。 大きさ。 テンポ。

(3). 言語情報 : 7%

             話す言葉そのもの。

一般に、言語以外の情報の重要性についていわれるが、%が小さいからこそ言語

情報に注意せよ、とも言えるのではないだろうか。  

2009年1月26日

コミュニケーション : (42).ノン・バーバル・コミュニケーション

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コミュニケーションをバーバル・コミュニケーションとノン・バーバル・コミュニケーション

に分ける考え方がある。

バーバル・コミュニケーションとは言葉によるコミュニケーションで、会話、文字、印刷物、

ノン・バーバル・コミュニケーションとは、言葉を使用しないコミュニケーションである。

心理学ではバーバル・コミュニケーションは全体の35%、あとの65%はノン・バーバル・

コミュニケーションという説もあると聞く。 一般にノン・バーバル・コミュニケーションには、

顔の表情、視線、身ぶり手ぶり、ゼスチャーなどをいうが、身だしなみ、立ち居振る舞い

もこれに含まれる。 顔に書いてある、とか目は口ほどにものをいう、などもこれに含まれる。

ビジネスマナーの5つの基本マナーは一般に、

(1). あいさつ

(2). 表 情

(3). 身だしなみ

(4). 言葉づかい

(5). 立ち居振る舞い

とされる。

(1).あいさつ、と(4).言葉づかい、がバーバル・コミュニケーションに当たる。

現状は、バーバル・コミュニケーションに関する研修が多く、ノン・バーバル・コミュニ

ケーションの範疇の、表情、身だしなみ、立ち居振る舞いの研修内容充実が期待

されている。

2009年1月25日

アルコール分解の仕組みと悪酔い

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日本経済新聞のファーストエイドのくすり箱欄に次の記事が掲載された。

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体内に入ったアルコール(エチルアルコール)は肝臓でアセトアルデヒドに分解される。

さらにアセトアルデヒドを分解する酵素であるアセトアルデヒド脱水素酵素の働きで酢酸に

、最終的には二酸化炭素と水に分解される。 

この酵素の量が少ないと分解がスムーズに行かず、悪酔いや二日酔いを引き起こす。

日本人は40%程度の人がアルコールに弱い。 これは皮膚のパッチテストでも証明できる。

ヨーロッパやオーストラリア、インド、アフリカ、南米などの人はほとんどが飲める体質と

いわれる。 

とはいえ、二日酔いや悪酔いは社会生活上よくありがちだ。

そんな場合、あず水分を補給するためスポーツ飲料や味噌汁を飲むのがよい。

そしてカキやイカに含まれるアミノ酸の一種であるタウリンや、枝豆やゴマ、ソバに多い

システィン、二日酔いの目覚めに、あまり食欲はないと思うが、リンゴやイチゴなどの糖分

の多い果実をとることも良いだろう。

だらだら飲みや迎え酒などは、依存の原因にもなりかねない。 以前は許された悪酔い

や二日酔いだが、昨今では「酒の上のこと」への世間の目が厳しくなっていることを忘れずに。

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私のお客様でほとんどご飯を食べないで、日本酒ばかり飲んで、86歳まで生きた方も

いらっしゃった。 

お客様を接待している時は気を引き締めて、ほとんど酔わなかったが、接待後はいつも

自腹で馴染みの飲み屋へ寄り飲むと一気に酔いが回ったものだ。 接待で酔えないで

アルコールを飲んでいて、そのままだとだんだん気持が悪くなった。

私は若いころ自分の適量を知らず度々二日酔い、悪酔いで会社で頻繁に水飲み場に通った

経験がある。 二日酔いの日は、早めに風呂に入って、ビールで適量向かい酒、一晩眠ると

すっきりしていた。 

2009年1月24日

コミュニケーション : (41).言葉には注意を

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先日新聞のマナー塾欄に「とりあえずを使う時は注意」と題する記事が載った。

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上司からたたき台を作っておくようにと指示され、「とりあえず作ってみました」と提出した。

ところがその上司から「とりあえず見ましたよ」と皮肉たっぷりに言われ、しまったと後悔した。

あくまでも自分なりの考えだという謙虚さから「とりあえず」と口にしてしまった。

しかし、人によってはこの上司のように「何だ。とりあえず、いいかげんに作ったんだな」と

誤解して受け取る人がいても不思議はない。

では、何と言えばいいのでしょうか。 「一応」も危険です。 さりとて「一生懸命つくりました」も

オーバーです。 そこで、なるべく余分な言葉を省き、責任を持って「このように考えて

みましたが、いかがでしょうか」と言うのが最もすっきり過不足なく伝わるのではないでしょうか?

---------------------------------------とあった。 私はそれでも、この 「 このように考えてみましたが、いかがでしょうか 」の 

「 みました 」の言葉に引っかかる。 言葉の語感ですが、「 みました 」には、「 とりあえず 」

とか 「 いちおう 」という言葉が省略されているような感じを受ける。

「 ご指示のありました件、出来上がりました。 よろしくお願いいたします。 」とでも言っておいた方がよろしいのではないでしょうか?

2009年1月23日

平均寿命と人生

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2009年1月10日の日本経済新聞に、物理学者・俳人 有馬朗人 さんが 「 後期高齢者

は活躍の時 」と題する下記の一文を寄せられていた。 ( 筆者の姓も有馬ですが赤の

他人という関係です )

芭蕉は三十七歳のとき深川に隠棲し、四十一歳のとき野晒紀行に出る。 その際名古屋の

連衆と「冬の日」五歌仙を巻いている。 この五歌仙は蕉風連句の起点であった。 

四十三歳の春、芭蕉庵において、「 古池や蛙飛び込む水の音 」を作っている。 この句に

よって芭蕉の発句が確立した。 要するに芭蕉が新風を生み出したのは、四十一歳から

四十三歳の頃であった。 その後五十一歳に大坂で死去するまでの僅か十年の間に、

「 奥の細道 」をはじめ四年九か月に及ぶ旅を重ね、数々の名句を生んだのであった。

芭蕉が新風を生んだ四十一歳とか死去した五十一歳は、今から見るとどんな年齢に対応

するであろうか。 そこで平均寿命を調べてみた。

縄 文  三十一歳

弥 生  三十歳

古 墳  三十一歳

室 町  三十三歳

江戸時代  四十五歳

明 治  四十三歳

大 正  四十五歳

昭和十年  男 四十七歳、 女 五十歳

昭和二十二年  男 五十歳、 女 五十四歳

平成十年  男 七十七歳、 女 八十四歳

であるという。

そこで人生が平均寿命に比例して変化すると考えてみる。

--- 中 略 ---

「 古池や 」の句を生んだ四十三歳は七十三歳に対応することになる。 さらに芭蕉が

逝去した五十一歳は、現代人にとっては八十七歳ぐらいである。

芭蕉が芭蕉らしい俳諧を生み出したのは我々の七十歳頃であり、その後盛んに旅に出て

名作を発表したと思うと、大変嬉しくなってきた。

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そこでわが身を考えた。 後期高齢者の名称など、どうでもよい。 できうれば、死ぬまで

元気で、人のために何がしか貢献できたら幸せである。 

人間の価値は人生の長短とは関係ない。 生きている間にどれだけ他人の役に立ったか

できまるのではないでしょうか?

何時死んでもいいように、今日も明日も最善を尽くしたい。

2009年1月22日

コミュニケーション : (40).聴き上手

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「 きく 」には、「 聞く 」と「 聴く 」があります。

「 聞く 」は、聞こえてくる、英語だと hear に当たるかと思います。

それに対して、「 聴く 」は、意図して、注意して聴く listen にあたると思います。

人は、真剣に聞いてくれる人に安心し、本音を語ろうとします。

「 聴く 」には、話し手に向かい、相手の態度、目、表情、を見て、神経を集中して、

積極的に、聴かなければなりません。

決して話の途中で遮ってはなりません。 

話し手が気持よく話ができるように協力する必要があります。

話し手は、自分の話をすることにより、気持よくなり、話し手に親近感、好意を感じます。

「 さすが 」、「 するどい 」、「 りっぱ 」、などと適切な相槌を打ち、言葉、目、表情で

感動するとより効果的です。 

相手の話した言葉を聴き手が繰り返すことも効果的です。

本当に心から話手と同じ気持ちになることによって、話し手と気持が通じます。 

こうすることによって、話し手は聴き手に信頼を寄せます。

自分が時間的に70~80%話して、自分は気持がすっきりするが、相手はがまんして、

いらいらし、気持が通じない、良好なコミュニケーションができないことを避けるべきです。

聴き上手になるには、相手に同調しようとする心と忍耐が必要です。

2009年1月21日

コミュニケーション : (39).発 声

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話す時、声や声の出し方で相手に対する印象や説得力が変わってくる。

緊張して声が小さくなって自信なさそうに聞こえる時もあるが、リラックスして自信を持って

話さなければならない。

今回は声の出し方の話。

そもそも声は肺から空気を送りだす時、一対の筋肉である声帯を振動させて発声する。

発声に当たって、声帯だけに頼って声を出そうとすると、のどを痛める原因になる。

声帯で作る音を体全体に共鳴させることで、声帯を疲れさせず、しっかりした声をだすこと

が出来る。 大きな声を出すため、のどに力を入れるのは間違い。 体をリラックスさせると、

よく通る声が出るようになり、長時間話しても疲れない。

呼吸法としては腹式呼吸を使用する。 胸を使って呼吸する胸式呼吸に対して、腹式呼吸

は、みぞおちからおなかにかけての腹筋や脇、背中、腰などの筋肉を使って呼吸する。

腹式呼吸により深い呼吸ができ、空気を吐く量も多くなり、大きく通る声を出せるようになる。

声を出す時、注意すべきポイントは、力を抜いて、リラックスすること。

そして、正しい姿勢が必要だ。

 

下記は、リラックス法、発声の準備の例。

(1). 首のストレッチ

    頭をゆっくり右に倒す。左の首筋を伸ばして約10秒意識を集中。

    逆方向も同様に。 さらに、首の前後も伸ばす。

(2). 腹式呼吸

    全身の力を抜き、まず口から十分に息を吐く。 次に下腹を意識して鼻から息を吸う。

    これを10~20回繰り返す。

(3). 声の準備運動

    ・ 口をしっかり開けて声を出す。

    ・ 話す前に、「 あくび 」をしてのどの緊張を取る。

    ・ 壁に向かって立ち、右耳に手を当てて、「 ありがとうございます 」など簡単な言葉

     を話す。 自分の声を、自分の耳で確認する。

2009年1月20日

神社の千木(ちぎ)と鰹木(かつおぎ)

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千木や鰹木はともに屋根に置かれる部材である。

地域の首長(豪族)など古代の有力者の住居に由来するが、今日では神社建築に特徴的

に見ることができる。

千木とは、神社本殿の棟の両端にX型に交差してつけられた木製の装飾である。

一般には破風(はふ)や垂木(たるき)とは別に棟の上に交差した組木をのせただけのもの

が多く、これを置千木(おきちぎ)と呼んでいる。 千木とは霊威を持った木であり、千木の

あるある住居=神聖な家屋ということになろう。

一方、鰹木は、神社本殿の棟上に棟と直交して置かれた円柱形の装飾部材で、通常は

複数であり、それらがほぼ等間隔に並べられている。

名称の由来は、鰹節に似ているためといわれ、堅緒木、堅魚木、勝男木、葛尾木などとも

記され、これらはいずれも「かつおぎ」と読んでいる。

千木や鰹木を必要とする大規模な住居は一部の首長の家屋に限られており、その点から

してもこれらはある種の権威の象徴であったことが創造できる。

千木には、上部を水平にする内削(うちそぎ)と外側を垂直にする外削(そとそぎ)があり、

伊勢神宮では内宮(ないぐう)の正殿(しょうでん)の千木が内削、外宮(げぐう)正殿の

それが外削である。 また、鰹木は内宮が偶数(十本)、外宮が奇数(九本)となっている。

伊勢神宮と同じく、女神を祀る本殿の千木を内削、鰹木を偶数、男神を祀る本殿の千木を

外削、鰹木を奇数とする区別は、有力神社を中心に比較的多く見られる。

出典 : 三橋 健 著 「 神社のしくみと慣習・作法 」

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棟 ( むね ) : 屋根の最も高い水平部分。 2つの屋根面の相交わる部分。

垂 木 ( たるき ) : 屋根をのせる板を支える斜の構造材。

               棟木から軒桁(のきげた)までをつなぐ部材。

破 風 ( はふ ) : 日本建築で屋根の切妻についている合掌形の装飾版。

              切妻屋根の端につけられた山形の部分、またはその形を作る板のこと。

切 妻 屋 根 ( きりずま やね ) :

  棟を界として両方に流れを持つ、書物を半ば開いて伏せた形の屋根。 

2009年1月19日

コミュニケーション : (38).相手のことを知る

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 コミュニケーションを行なう上では、相手のことを知ることが必要だ。

相手の性格、思考のくせ、趣味などである。

勿論ただ知るだけでは意味がない。知った上で、アプローチ方法、表現方法を考え

実行しなければならない。 これは、コミュニケーションを効率的、効果的に行なう上で

必須だ。

特に営業がお客様に営業活動を行なうにあったては、次の事項を知ることが営業活動

に役に立つ。

 (1). 年齢、生年月日

 (2). 性格

 (3). 職位

 (4). 権限

 (5). 社内での立場

 (6). 社内歴

 (7). 趣味 ( 例えば、音楽だと、クラシックなのか、艶歌なのか、など )

 (8). 食事、アルコール飲料の好み

 (9). 所有している車のメーカー、車種

(10). 住所

(11). 電話番号

(12). 携帯電話の番号

(13). 通勤経路

(14). 最終学歴

(15). 資格

(16). 出身地

(17). 宗教

(18). 信条

(19). 家族 ( 既婚・未婚、既婚の場合、家族の人数、子供の性別・学年など )

(20). 判断力

(21). 決断力

(22). マネジメント能力

(23). 社内の評判

(24). 社内の人脈

2009年1月18日

旧暦の月の名称

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 (1). 師 走 ( しわす ) = 旧暦12月

 (2). 睦 月 ( むつき ) = 旧暦正月

 (3). 如 月 ( きさらぎ ) = 旧暦2月

 (4). 弥 生 ( やよい ) = 旧暦3月

 (5). 卯 月 ( うづき ) = 旧暦4月

 (6). 皐 月 ( さつき ) = 旧暦5月 

 (7). 水 無 月 ( みなづき ) = 旧暦6月

 (8). 文 月 ( ふみづき ) = 旧暦7月

 (9). 葉 月 ( はづき ) = 旧暦8月

(10). 長 月 ( ながつき ) = 旧暦9月

(11). 神 無 月 ( かんなづき ) = 旧暦10月

(12). 霜 月 ( しもつき ) = 旧暦11月

2009年1月17日

神社の鳥居の由来

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鳥居は、神社の入り口に設置されており、神域に入る門と言われている。

二本の柱の上に笠木(かさき)を置き、その下に貫(ぬき)を入れて柱を連結したもので、

構造上からは、笠木の下に島木(しまぎ)のあるものとないものとに大別される。

鳥居は神社に邪悪なものが侵入しないようにとの意味で立てられているとも言う。

また、参道は産道に通ずるといい、鳥居をくぐることによって、新しく生まれ変わることが

できるとの解釈もある。

鳥居の起源は明らかではないが、鳥居という言葉から、鳥が居るとの意味に解する説も

ある。 これもあながち間違っているとも言えない。 「 鳥 」は祭祀のときに用いられる

ことも多く、神聖なものと考えられている。 記紀神話には「 鳥 」が多く登場する。

鳥居の形はさまざまであるが、それを大別すると、「 神明(しんめい)系鳥居 」と

「 明神系(みょうじんけい)鳥居 」とに大別される。

神明鳥居は、左右の柱の上部に、二本の横木をかけるというシンプルな形で、装飾も

少なく、また下部の横木は柱から突き出ていない。

その代表的のものは、靖国神社の大鳥居、伊勢神宮の宇治橋の前に立つ伊勢鳥居、

鹿島神宮の鳥居、宇佐神宮の宇佐鳥居などである。

これに対して、明神鳥居は、笠木が密着した二段になっている。 たとえば、京都の

下賀茂神社、橿原神宮などの鳥居がある。 奈良の春日大社の春日鳥居なども明神

鳥居が変化したものである。 ほかにもさまざまな鳥居の形が見られる。

出典 : 三橋 健 著 「 神社のしくみと慣習・作法 」 

 

2009年1月16日

2009年 二十四節気・雑節等 (4/4)

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 (1). 土 用 ( どよう )  :  新暦10月20日(火) = 旧暦9月3日

     立冬前の18日間。

 (2). 霜 降 ( そうこう )  :  新暦10月23日(金) = 旧暦9月6日

     霜が降り、冬の兆しが感じられる頃。

 (3). 重 陽 ( ちょうよう )  :  新暦10月26日(月) = 旧暦9月9日

     五節句の一つ。 陽の数字である9が重なる日。 菊の節句。

 (4). 立 冬 ( りっとう )  :  新暦11月7日(土) = 旧暦9月21日

     冬の始まりの日。

 (5). 小 雪 ( しょうせつ )  :  新暦11月22日(日) = 旧暦10月6日

     初雪が降り始めるころ。 本格的な冬の到来。

 (6). 大 雪 ( だいせつ )  :  新暦12月7日(月) = 旧暦10月21日

     北風が日増しに強くなり、雪も多くなる。

 (7). 冬 至 ( とうじ )  :  新暦12月22日(火) = 旧暦11月7日

     一年中で最も昼の時間が短い日。 この日から徐々に日あしが伸びて来る。

2009年1月15日

2009年 二十四節気・雑節等 (3/4)

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 (1). 処 暑 ( しょしょ )  :  新歴8月23日 = 旧暦7月4日

     残暑があるが、朝夕は秋の気配が漂う頃。

 (2). 七 夕 ( たなばた )  :  新歴8月26日(水) = 旧暦7月7日

     五節句の一つ。 

     天の川の両岸にある牽牛星と織女姫とが年に一度相会するという、7月7日の

     夜、星を祭る年中行事。

 (3). 二百十日 ( にひゃく とうか )  :  新歴9月1日(火) = 旧暦7月13日

     立春から数えて二百十日目。 台風が多い日。

 (4). 白 露 ( はくろ )  : 新暦9月7日(月) = 旧暦7月19日

     秋も本格的になり、野草に露が白く見えるころ。

 (5). 二百二十日 ( にひゃく はつか )  :  新歴9月11日(金) = 旧暦7月23日

     立春から数えて二百二十日目。 二百十日と並んで農家の厄日。

 (6). 社 日 ( しゃにち )  :  新歴9月20日(日) = 旧暦8月2日

     秋分に最も近い戊(つちのえ)の日。

 (7). 彼 岸 入 り ( ひがんのいり )  :  新暦9月20日(日) = 旧暦8月2日

     彼岸の最初の日。 秋分を中日にした前後の7日間。

 (8). 秋 分 ( しゅうぶん )  :  新歴9月23日(水) = 旧暦8月5日

     秋の彼岸の中日で、昼夜の長さがほぼ等しくなる日。

 (9). 彼 岸 明 け ( ひがんあけ )  :  新暦9月26日(土) = 旧暦8月8日

     秋の彼岸の最後の日。

(10). 寒 露 ( かんろ )  : 新暦10月8日(木) = 旧暦8月20日

     寒気を感じ始め、秋も深まりゆくころ。

2009年1月14日

2009年 二十四節気・雑節等 (2/4)

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 (1). 八 十 八 夜 ( はちじゅうはちや )  :  新歴5月2日(土) = 旧暦4月8日

     立春から数えて八十八日目の日。

 (2). 立 夏 ( りっか )  :  新歴5月5日(火) = 旧暦4月11日

     新緑が美しく、爽快な夏の空気感じる季節。 夏の始まりの日。

 (3). 小 満 ( しょうまん )  : 新暦5月21日 = 旧暦4月27日

     万物が次第に成長してきて、草木、枝葉が茂る季節。

 (4). 端 午 ( たんご )  :  新暦5月28日(木) = 旧暦5月5日

     五節句の一つ。 古来邪気を払うため菖蒲(しょうぶ)や蓬(よもぎ)を軒に挿して

     粽(ちまき)や柏餅(かしわもち)を食べる。 近世以降は男子の節句とされ、甲冑

     ・武者人形などを飾り、庭前に鯉幟(こいのぼり)を立てて男子の成長を祝う。

 (5). 芒 種 ( ぼうしゅ )  :  新歴6月5日(金) = 旧暦5月13日

     稲、麦などの芒( のぎ、ほさき )のある穀物を植えるころ。

     芒 ( のぎ。草の葉や穀物の先端の細い毛。 )

 (6). 入 梅 ( にゅうばい )  : 新暦6月6日(土) = 旧暦5月14日

     梅雨入りの目安の日。

 (7). 夏 至 ( げし )  : 新暦6月21日(日) = 旧暦5月29日

     太陽が最も高い夏至点に達する時。 北半球で昼が最も長くなる日。

 (8). 半 夏 生 ( はんげしょう )  : 新暦7月2日(木) = 旧暦閏5月10日

     半夏生という薬草が生えるころ。 夏至から数えて11日目から5日間で、田植えに

     適している時期とされる。

 (9). 小 暑 ( しょうしょ )  :  新暦7月7日(火) = 旧暦閏5月15日

     日あしは徐々に短くなるが、本格的な暑さが始まる。

(10). 土 用 ( どよう )  : 新暦7月19日(日) = 旧暦閏5月27日

     立秋前の18日間。

(11). 大 暑 ( たいしょ )  : 新暦7月23日(木) = 旧暦6月2日

     一年の中で最も暑い日。

(12). 立 秋 ( りっしゅう )  :  新歴8月7日(金) = 旧暦6月17日

     まだまだ暑いが、秋の始まりの日。

2009年1月13日

2009年 二十四節気・雑節等 (1/4)

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 (1). 元 旦  :  新暦1月1日(木) = 旧暦12月6日

 (2). 小 寒( しょうかん )  :  新歴1月5日(月) = 旧暦12月10日

     寒の入りで、寒さが日ごと強くなる。

 (3). 土 用( どよう )  :  新歴1月17日(土) = 旧暦12月22日

     立春前の18日間。

 (4). 大 寒( だいかん )  :  新歴1月20日(火) = 旧暦12月25日

     寒さが最高に達するが、春の兆しが顕われるころ。

 (5). 旧 正 月  :  新歴1月26日(月) = 旧暦1月1日 

 (6). 人 日( じんじつ )   :  新暦2月1日(日) = 旧暦1月7日

     五節句の一つ。 旧暦正月7日の節句。 七種の粥を祝う。

 (7). 節 分( せつぶん )  :  新歴2月3日(火) = 旧暦1月9日

     冬と春の分かれる節目の日。 立春の前日。

 (8). 立 春( りっしゅん )  :  新歴2月4日(水) = 旧暦1月10日

     春の始まりの日。

 (9). 雨 水( うすい )  :  新歴2月18日(水) = 旧暦1月24日

     空から降るものが雪から雨に変わり、雪氷が溶け始めるころ。

(10). 啓 蟄( けいちつ )  :  新歴3月5日(木) = 旧暦2月9日

     大地が暖まって冬の間中土の中にいた虫が地上に這い出て来るころ。

(11). 彼岸の入り  : 新歴3月17日(火) = 旧暦2月21日

     「 彼岸 」は、春分を中日にした前後3日間の計7日間。

(12). 春 分( しゅんぶん )  :  新歴3月20日(金) = 旧暦2月24日

     春の彼岸の中日で、昼と夜の長さがほぼ等しくなる日。

(13). 彼岸明け  :  新歴3月23日(月) = 旧暦2月27日

(14). 社 日( しゃにち )  :  新暦3月24日(火) = 旧暦2月28日

     土の神を祭って、五穀豊穣を祈る。

(15). 上 巳( じょうし )  :  新暦3月29日(日) = 旧暦3月3日

     五節句の一つ。 主に女児の祝う節句でひな祭りを行なう。

(16). 清 明( せいめい )  :  新歴4月5日(日) = 旧暦3月10日

     「 清潔明浄 」の略で、清らかで明るい季節を意味する。

(17). 土 用  :  新歴4月17日(金) = 旧暦3月22日

(18). 穀 雨( こくう )  :  新暦4月20日(月) = 旧暦3月25日

     春雨が降って、穀物を成長させるころ。

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SAPIO 2009年1月28日号 および 

開運2008年版 風水歴 ( 株式会社扶桑社 )

から作成。

2009年1月12日

コミュニケーション : (37).基本マナーと言葉以外の情報発信

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5つの基本マナーは次のとおりで知られている。

(1). あいさつ

(2). 表 情

(3). 身だしなみ

(4). 言葉づかい

(5). 態度、立ち居振る舞い

考えてみると、言葉に関連したものは、(4).言葉づかい、と (1).あいさつ で、

残りの3つは、いずれも言葉以外だ。

人と会う時、相手は自分の表情を見て、この人は疲れているのではないか、元気なのか、

いらいらしているのではないか、何か緊張しているのではないか、目も顔の表情も豊かで

なかなかの人柄だとか、顔は笑っているが、目が笑っていないので油断できないとか、

聡明そうな人だとか、信用できそうだとか ・・・ を推察する。 

つまり相手に対して情報を発信していることになる。

身だしなみを見ては、清潔な人なのか、派手な人か、地味な人か、ルーズな人か、キチン

とした間違いなさそうな人か、いいかげんな人か、堅実な人か ・・・ を推察する。

立ち居振る舞いを見ては、品のある人か、品のない人か、おっちょこっちょいで間違いを

しそうな人か、若さ、エネルギーを感じないとか、仕事のスピーダが速そうだとか、疲れて

いそうだとか ・・・ を感じる。

あいさつの時のお辞儀は、相手に対する敬意の度合いを感じさせたり、重厚さ、軽さ ・・・

を感じさせる。

言葉以外でこんなに情報を発信している。 

これら5つの基本マナーは、すべて心の現れで、相手に対する敬意、感謝がなければ、

それが外に現れる。

ビジネスマナーは、心に始まり、形を整え、心で終わるのではないでしょうか?

2009年1月11日

五 穀 ( ごこく )

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穀とは、漢字源によれば「 かたいからをつけた食べられる粒状の実のこと。 

豆や胡麻含むことがある。 」とあります。

五穀については古代からその内容は一定していません。

現代においては、 「 米、 麦、 粟(あわ)、 豆、 黍(きび)または稗(ひえ) 」を

指すことが多い。 これら五種をブレンドした米を「 五穀米( ごこくまい ) 」という。

(1). 古事記では 「 稲、 麦、 粟、 大豆、 小豆 」を言っている。

(2). 日本書紀では 「 稲、 麦、 粟、 稗、 豆 」を言っている。

(3). 密教の修行で使用された次の五種の食べ物をいう場合もある。

   ① 「 稲穀、 大麦、 小麦、 則豆、 白芥子 」

   ② 「 大麦、 小麦、 稲穀、 小豆、 胡麻 」

2009年1月10日

春の七草と七草粥

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1月7日の朝に七草粥をたべる風習があります。

平安時代からの習慣という説、江戸時代からの習慣、といろいろ説があります。

7日の朝、歳神に供えてから家族で食べると万病を払うとされていました。

「 ななくさがゆ 」には2種類あります。 「 七草粥 」と「 七種粥 」です。

7日に食べるのは、「 七草粥 」の方です。

七草粥は以下の七種です。

「 せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ 」と記憶される。

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(1). 「 せ り 」 : 

   ・ セリ科

   ・ 水田、沼、小川などの水辺や湿地に生える

   ・ 鉄分が多く含まれるので造血作用がある、解熱、整腸などの作用もある

(2). 「 なずな 」 :

   ・ アブラナ科

   ・ 畑、道端、土手、荒地など日当たりの良いところに生える

   ・ 解熱、利尿などの作用あり

(3). 「 ごぎょう 」 :

   ・ キク科

   ・ 畑、道端、田畑のあぜなどの日当たりの良いところにかたまって生える

   ・ 去痰、咳などに効果あり

(4). 「 はこべら 」 :

   ・ ナデシコ科

   ・ 春から夏にかけてはびこる、 小鳥が好んで食べるのでヒヨコ草ともいう

   ・ タンパク質が多く含まれ、ミネラルその他の栄養分が豊富

(5). 「 ほとけのざ 」 :

   ・ キク科

   ・ 冬、水田などの土にへばりつくように葉を広げて生える

   ・ 解熱、解毒作用あり

(6). 「 すずな 」 : ( かぶ )

   ・ アブラナ科

   ・ 利尿、便秘に効果あり、 ジャスターゼが消化を促進する

(7). 「 すずしろ 」 :

   ・ アブラナ科

   ・ 利尿、便秘に効果あり、 ジャスターゼが消化を促進する

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もう一つのななくさがゆ: 「 七種粥 」は、米、麦、小豆(あずき)、粟(あわ)、稗(ひえ)、

黍(きび)、胡麻(ごま)などで作る粥で、「 小豆粥(あずきがゆ) 」と言われて、正月

十五日に食べられていました。

2009年1月 9日

コミュニケーション : (36).話す極楽、聞く地獄

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2009年1月6日 日本経済新聞・夕刊 の 「 明日への話題 」欄に元NHKアナウンサー

の山根基世さんの「 朗読の魅力 」と題する一文があった。

これを読んで、他人に話す、プレゼンするにはこれで良いという終りがないことを教えられ、

流石達人と感心した次第です。

私も「 お客様の心にしみ入る話、プレゼン 」ができるよう修練を積みたい。

下記は山根さんの文章のうち私が考えさせられた部分です。

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朗読ブームである。 日本語が読めさえすれば、特別な修練はなくても、誰でも日本文学

の作品を音読することはできる。 この手軽さ、この間口の広さが朗読の魅力の一つだろう。

だが、本当に人の心に届けることのできる朗読をしようと思えば、これがまた何という難しさ。

どれだけ読み込んでもこれで良いという終りがない。 この奥深さがもう一つの魅力。

しかし、世の中には「 歌う極楽、聞く地獄 」の、カラオケのような朗読もないではない。

私自身も、聞く人を「 朗読地獄 」に陥れないよう、厳に戒めている。

ーー 中 略 ーー

私の敬愛する太宰 治は、幼い頃、母代りの叔母に添い寝されて、夜ごと昔噺を聞かされて

いたという。 津軽の地の言葉で語られる昔噺の、音の響きやリズムは、幼い太宰の身体に

しみ入り、生涯彼の文学を支える言葉になったのだと思う。

「 肉声 」というものは、頭や耳ではなく、肌を通して身体に、そして心に、しみ入るのでは

ないだろうか。

朗読会場に足を運んでくださる方には、その日、その時、その会場でしか味わえない、

「 肉声を肌から心にしみ入らせる体験ができる 」と、胸を張っていえるような朗読をしたい

者である。 

2009年1月 8日

ビジネスマナー : 心( こころ )と体( からだ )

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最近読んだ本の中に良いことが書いてあったのでご紹介いたします。

鎌倉時代に始まった武家の作法に端を発する「 小笠原流礼法 」の宗家とだけのこと

はある。 歴史もさることながら、さすがと感心した次第です。 以下はその文章です。

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「 手順や型に終始するあまり、本来、心が最初で形となって表現されるべき礼法が、

 さながら機械仕掛けの人形のように 「 お辞儀は何度まで曲げる 」といった指示書

 も多く、「 礼の心 」について説かれている本物の書をみかけないことは実に危うい

 兆候です。 」

「 礼儀作法の修練は、品位、風格の習得を目指すことになりますが、心と体が一体と

  なったときに礼法の真髄が発揮されるのです。」

「 ある人物と接した時、人は無意識で「 言葉 」と「 動作 」を合わせたいわゆる

  「 教養 」を見てその人を判断します。

  動作における教養は、知的教養以上に大切です。

  それは理屈を超えて瞬間的、それも感覚的に伝わってしまうからです。」

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出典 : 「 一流人の礼法 」 小笠原流31世宗家 小笠原清忠 氏

 

2009年1月 7日

太陽光発電と風力発電

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太陽光発電の普及率は西日本で高く、風力発電の普及率は東日本で高い。

クリーンエネルギーの普及状況にはこんな傾向があるそうだ。

太陽光は九州、風力は北海道・東北が全体の普及率をけん引する先進地域になっている。

1. 住宅用太陽光発電システムの普及状況

   資源エネルギー庁の資料によると、住宅用太陽光発電システムの都道府県別の普及率

   ( 導入件数を一戸建て件数で割った比率 )で

     ・ 首位 : 佐賀県 ( 3.25% )

     ・ 二位 : 熊本県 ( 3.08% )

     ・ 三位 : 宮崎県 ( 3.06% )

   逆に最も普及率が低かったのは

     ・ 青森県 ( 0.25% )

     ・ 秋田県 ( 0.26% )

     ・ 北海道 ( 0.33% )

   九州や中・四国で高く、東北・北海道で低い「 西高東低 」が鮮明になった。

   背景には日照時間の長短が関係しているようだ。

2. 住宅用太陽光発電システム設置費用

   新エネルギー財団によると、住宅用太陽光発電システムは43万件( 約155万

   キロワット )に普及。

   一世帯当たり3.5キロワット程度の能力のシステムを導入するのが一般的とされ

   設置費用は1キロワットあたり70万円程度にのぼる。

   政府は2009年度から1キロワットあたり7万円の補助を始めるなど普及推進に

   力を入れる方針。

3. 風力発電の普及状況

   風力発電の普及では北海道・東北の健闘が目立つ。

   都道府県別の風力発電導入状況で最も多いのが

     ・ 首位 : 北海道 ( 26万キロワット、 268基 )

     ・ 二位 : 青森県 ( 24万キロワット、 169基 )

     ・ 三位 : 秋田県 ( 12万キロワット、 102基 )

4. 風力発電施設の地方別導入傾向

   全国には1400基、170万キロワットの風力発電施設が導入されているが、

   「 現状では北緯40度以北に多い。

     特に北海道・東北地方に国内の全風力発電( 設備容量ベース )の約半分

     が設置されている 」 ( 資源エネルギー庁 )という。

5. 太陽光発電、風力発電普及の焦点

   低炭素社会の実現に向けてクリーンエネルギーへの期待は高まるばかり。

   太陽光発電は東日本、風力発電は西日本でのてこ入れが焦点になりそうだ。

* 日本経済新聞 2008年12月27日 号より。

2009年1月 6日

コミュニケーション : (35).敬語と心の中

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SAPIO 2009年1月28日の 「 SPACIAL REPORT 大論争! 美しい日本語

は滅びるのか - 杏林大学教授 金田一秀穂 先生 」の記事の中に、次の文章が

ある。 一部異論があるが、コミュニケーションを行なう上で、敬語と心の中について

重要な点を指摘されている。 この点は全く賛成だ。 

言葉には心、魂がこもっていなければならない。

金田一先生の文章の一部は次のとおり。

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敬語については興味深いデータがある。

文化庁が行なった04年度「 国語に関する世論調査 」では、30代と70代の成績が良く、

20代と50代、60代の成績が悪いという結果が出た。

20代はまだ社会人としての経験が浅く、敬語を使い慣れていないための当然の結果だ。

しかし、50代、60代は団塊の世代であり、” 敬語を”封建社会の残滓 ”といったふうに

軽んじ、” 心がこもっていれば必ず相手に伝わるはず ”と考えて敬語を学ばず、使わず

にきた。 形より心だと。 それが影響していると思われる。

しかし、それこそ前述の植木職人のように相手に好印象を与えられれば、美しい、心地

よいコミュニケーションが図れるのではないか。

私が気になるのは、むしろ高得点だった30代だ。 彼らは団塊の世代に比べておとなしく、

非常に素直だ。 ” 社会人になったら敬語を使わなくてはいけない ” と信じて一生懸命

学ぶ。 だから習得が早い。 危惧すべきは心よりも形を優先している感があることだ。

” とりあえず丁寧に言っておけばいいでしょ ”といった風潮すら感じる。 これは近所の

派手好きなおばちゃんと同じだ。

敬語は人間関係を穏やかにしていくための、言葉遣いの工夫である。

身も蓋もない話だが、本当に美しい日本語とは、いかに気持ちがこもっているかであり、

敬語を使うならば、心の中に敬意がなければいけない。

( 赤字にしたのは筆者 )

2009年1月 5日

コミュニケーション : (34).話している時されたくない嫌なこと

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自分が話している時自分がされたくない嫌なことは他人に対してもしてはならない。

自分がされたくないことには下記の行為があります。

できれば親しい尊敬できる方に指摘していただくとありがたいのですが、その前に

自分でレコーダーやテレビに録音、録画して聞きなおしたり、見直してみるのも効果

的です。

 (1). 話が長い

 (2). 要点がわからない

 (3). 話が論理的でない

 (4). 結論 → 理由 → 背景 の順に話さない

 (5). 他人の話をさえぎる

 (6). まず反論する

 (7). 代替案なしで反対する

 (8). 目上に対して敬語を使わない

 (9). 人の目を見ないで話す

(10). 人をじっと見続ける

(11). 他の仕事をしながら話を聞く

(12). 相槌を打たない

(13). 質問に質問で答える

(14). 上げ足をとる

(15). 声が小さくて聞きとれない

(16). 場違いな大きな声で話す

(17). 相手の職位、職階、性別によって言葉、態度を変える

(18). 「 しかし 」、「 でも 」で相手の話を否定する

(19). 他人の悪口を言う

(20). グチを言う

(21). TPOをわきまえず話しかける

(22). 他人の話をまず肯定しないで否定する

(23). 横柄な態度で話す

(24). 居眠りしながら他人の話を聞く

(25). 自分の手柄話をする

(26). 失敗を他人のせいにする

(27). 人が話している時に携帯電話にでて話す

そば : 二八そば、十割そば

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そばの麺は大きく「 二八そば 」と「 十割(とわり)そば 」に分かれる。

江戸で最初に食べられていたのはつなぎを用いない「 十割そば 」。

小麦粉がそば粉より高価だったのが理由らしく、当時茹でそばでなく蒸す調理法が流行

したのも麺の切れやすさからと考えられる。

幕末ころ「 俗事百工起源 」 ( 慶応元年、1865年 )、と「 五月雨草子 」 ( 慶応

4年 )に、二八は十六文の意味だと世間では通用しているが、実はソバ粉八割につなぎ

の小麦粉二割で打ったそばを表したものだ、と記してある。

しかし、「 善庵随筆 」 ( 嘉永3年、1850年 )の著者・朝川 鼎は逆二八説を取っている。

混合率説をとる根拠に当時そばが一膳6~8文だったことを挙げている。

二八が一杯十六文を表示した寛延、宝暦頃はまだしも、時代が下がるにつれて品質は低下

し、ついに二八は駄そば(粗雑なソバ)の代名詞となってしまった。

一方高級店は座敷を設け、「 手打ち 」あるいは「 生蕎麦 」を看板にして、二八そばとの

格差を強調した。

しかし、幕末になると二八そば屋までが手打ち、御膳生蕎麦を名乗り、店構えだけでは両者

を区別できなくなった。

* 「 蕎麦入門 」 ( 新島 繁著、 発行所:株式会社保育社 ) その他

2009年1月 4日

そば : ざる、もり、せいろ の別

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江戸時代元禄のころ「 ぶっかけそば 」というのが流行っていました。

汁がかかっているかけそばのようなものです。 これは人足などの客が立ちながら食べら

れるように工夫したものです。

そのためそれと区別する必要があり、汁につけて食べるそばを「 もり 」と呼ぶようになった。

そばを高く盛ることから「 もりそば 」と言われたそうです。

盛り付ける器が「 せいろ 」のそばは「 せいろそば 」と呼ばれました。

一方「 ざるそば 」は、江戸中期に現在の東京深川洲崎にあった「 伊勢屋 」という蕎麦屋で

そばを竹ざるに盛ってだしたのが始まりのようです。

明治になって、「 ざるせいろ 」というせいろにそばを盛って、汁も濃厚にし、あるところでは

「 もみ海苔 」をかけ、これを「 ざるそば 」と称して売る店が出てきて、普及しその形態が

長く続いたものと思われます。

現在では、「 もり 」と「 ざる 」の違いはさいぜい海苔をのせるかどうかで区別している

程度ではないでしょうか。

つまり、海苔がかかったのが「 ざる 」、海苔がかかっていないのが「 もり 」と言われて

います。

2009年1月 3日

そば : そばの種類と栽培

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そばは漢字で蕎麦(チャオマイ)と書き、烏麦(うばく)、花蕎、甜蕎(てんきょう)、陪麦

(ばいばく)、華蕎、油蕎、伏蕎など、さすが中国は文字の国だけあって俗称が多い。

朝鮮名は木麦。 

日本では古くから曽波牟岐(そばむぎ)、久呂無木(くろむぎ)と訓読したのは、ソバの

実が稜角で果皮が黒褐色のためである。

学名の 「 Fagopyrum esculentum ( ファゴピルム エスクレンツム )は、食用の

ブナの実に似た穀物という意味。

ソバはタデ科ソバ属に属する一年生草本で、普通種と韃靼(だったん)種(ダッタンソバ、

苦蕎麦(にがそば))に大別される。

原産地は寒帯を除く東アジアの北部、特にアムール川(黒竜江)の上流沿岸・満州・ダウリア・

バイカル湖にわたる地域とされているが、中国雲南省を発祥地とする説が有力である。

中国では唐時代(618-907)に広く栽培され、わが国でも元正天皇の養老6年(722)、

救荒作物としてソバの植え付けを勧められたことが「続日本紀( しゅくにほんぎ)」に

記されているから、それ以前に朝鮮を経て日本に渡来したとみてよい。

普通、単にソバという場合は普通種をさす。

品種は生態による分類があるが、一般には在来種と改良種とに分け、各々に早熟の

夏ソバと晩生の秋ソバ、および播種(はしゅ)の時期にかかわらず結実に変化を生じ

ない中生種が含まれる。

在来種はその土地に長い間栽培されてきた品種というだけで、地名を頭につけて呼ぶ。

改良種は信濃一号、栃木一号、牡丹ソバくらいで、本格的な品種改良はあまり行なわれて

いない。

「 蕎麦は75日 」といわれるほど、ソバの播種から収穫までの期間はきわめて短い。

しかし、実際には夏ソバは70日から85日、秋ソバは80日から90日かかる。

* 「 蕎麦入門 」 ( 新島 繁著、 発行:保育社 ) から。

2009年1月 2日

御 節 料 理 ( おせちりょうり )

 

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概要
現代では保存がきく作り置きの正月の料理となっている。                        これは、「神様をお迎えした新年に台所を 騒がせてはならない」、という考えによる        ものである。                                                     転じて、煮しめた保存食により女性が正月三が日に休めるように、とも言われる。        台所を騒がせず、女性 を休めることも目的であるため、家庭での手作りに特別な        価値があるわけではない。                                           したがって近年ではデパートや料亭などのおせち料理が購入されることがあ る。         本来は「年迎え」の膳として、大晦日に食べるものであったが、現在ではほとんどの       地方で元日以降に食べるのが普通である。                                ただし、北海道など一部の地方には、かつての名残りで大晦日に食べる風習が         残っている。

由来
正月元日(1月1日)も、昔から、山に帰った田の神を呼び戻すために祝われる重要な      節日とされた。                                                   現在では、一般に祝う風習のある節日は正月のみとなった。                      このため、御節料理とは、前年の大晦日までに作られる、翌年の正月のための料理      (正月料理)のみを指すようになった。

起源
「御節」とは、中国大陸から伝わった暦上の節目、季節の変わり目などにあたる節日      (せちにち、節句)のことを指す。                                        節日には祝事を行い、祝い膳がしつらえられた。このとき作られるめでたい料理が、      「御節料理」と呼ばれた。

内容
御節料理の基本は、お屠蘇、祝い肴三種(三つ肴)、雑煮、煮しめである。地方により、     三つ肴、雑煮、煮しめの内容は異なる。
このうち、三つ肴と煮しめは、重箱に詰めて供される。一般的には、御節料理とは、       献立すべてを指すのではなく、重箱詰めされた料理のみを指す。                   重箱に詰めるのは、めでたさを「重ねる」という意味で縁起をかついだものである        (同様の意味合いから、雑煮もおかわりをするのが良いとされている)。
一つ一つの料理は、火を通したり干したり、あるいは酢に漬けたり味を濃くするなど、      日持ちする物が多い。                                              これは、火の神である荒神を怒らせないため、正月に台所で火を使うことを避ける        という平安時代後期からの風習により、正月には台所仕事をしないからである。         実際には、女性を正月位は休ませるためという意味合いもある。
現在では、食品の保存技術も進んだため、生ものや珍味など、多種多様な料理を        重箱に詰めて供することも多い。                                        また、お節料理を自宅で作らずに既成の詰め合わせのお節料理を、食料品店、         百貨店、インターネット上の店舗その他で買い求める人々も増えている。更に、          首都圏の113家庭を対象とした調査では、2004年頃から正月だからといって殊更        御節料理にとらわれない人も現れているようである。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

新年の祝い箸

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年初に雑煮やお節料理を食べる際に使うのが両端を細く削った白木の祝い箸(はし)だ。

無事に新年を迎えた感謝の気持ちを天に向かって表わす神聖なものだという。

正月を晴れやかに迎えられるように祝い箸について調べた。

祝い箸に使う木材はヤナギ、スギ、ヒノキの三種類。 なかでもヤナギが最上等。

最も木肌が白くて汚れのなさを感じさせ、立春後最初に芽吹き生命力が強いこと、折れ

にくく丈夫なことも好まれる。 「 家内喜(やなぎ) 」の当て字を見たことがあるだろう。

両端を細く削って中央部が丸く膨らんでおり「 両口箸 」や「 中太両細箸 」と呼ばれる。

一方は自分、もう一方は神様のため食べ物を分かち合えるように両端とも細くなっている。

膨らんだ形状は子供を授かったお腹の膨らみ、子孫繁栄を象徴するという。

白いもみ紙に水引つけた箸袋に「 寿 」、「 祝 」などと書き、家族の名前を記す。

正月三が日、七草がゆの七日まで使うたびに洗い、それぞれの箸袋に戻して使うのが

しきたりだ。 最近はえとを印刷したり色鮮やかな和紙を使ったり華やかな箸袋も楽しめる。

「 太陽を神として奉っていた日本人にとって、神の恵みである食べ物と人間の懸け橋になる

箸は神聖なものでした。 」と箸勝本店の山本社長は話す。

慶事に祝い箸を使い、感謝するのは天への畏怖(いふ)が根底にある。

毎日食事のたびに口に運ぶ箸には当人の魂がこもると考え、一年間使った箸は大みそかで

役目を終え、新年に新調してきたという。

他人に使われないように、昔は寺社の境内に埋めたり折って峠に捨てたりした。

現在では8月4日の「 はしの日 」に箸供養をする神社が各地にあり、年末年始に箸供養を

する神社もある。

* 日本経済新聞 2008年12月27日 号より。

2009年1月 1日

お正月のしめ飾り

しめ飾り (カラー) JPEG2.jpg

正月には年神(としがみ)様をむかえるために玄関に「しめ飾り」を置きます。

年神様はしめ飾りなどの正月飾りを目印にやってきて、そこに宿ります。

これを年神様の「 依代(よりしろ)(=神様がお正月の間に宿る場所) 」 と言います。

年末には念入りに準備して年神様を迎え、つつがなく新たな一年がすごせるように祈願します。

上の絵は正月飾りの一つ「 しめ飾り 」で、各部分はそれぞれの理由で目出度いものとされ、

新しい年の安全、幸運、繁栄に対する願いが込められています。

①. 水 引 ( みずひき )

   吉事には、紅白または金銀を用いて、再びありますようにとの願いを込めて、輪結び

   またはあわび結びにします。

②. 扇 ( おうぎ )

   別名「 末広 」、「 すえひろ 」。

   開くと先端(末)が広がるので、末広がりの繁栄を意味します。

③. 海 老 ( えび )

   「 腰が曲がるほどの 」不老長寿の象徴。

   音読みで「 カイロウ 」が、「 偕老同穴 ( かいろう どうけつ ) 」の契りに通じ、夫婦

   が偕( とも )に年をとり、愛情が永遠に続くことを意味します。

④. 橙 ( だいだい )

   一家が代々繁栄するという意味です。

⑤. 譲 葉 ( ゆずりは )

   新しい葉がでてから古い葉が落ちるので、「 親は子が成長して後を譲る 」、

   すなわち子孫が続くことを意味します。

⑥. 串 柿 ( くしがき )

   柿は長寿の木です。 串の両側に2個づつ、中に6個刺して、「外はニコニコ、

   中むつまじい」の意味です。

⑦. 裏 白 ( うらじろ )

   「 裏まで白い 」潔白の象徴であり、また、白髪になるまでの長寿を願います。

⑧. 南 天 ( なんてん )

   難を転じる、の意味です。

⑨. 柚 子 ( ゆず )

   種がそろって成長するので、作物がいっせいに実って欲しいと、豊作を祈ります。

⑩. 熨 斗 鮑 ( のしあわび )

   アワビ肉を薄く切って伸ばしたものです。 めでたさが永遠に続くことを願います。

⑪. 昆 布 ( こんぶ )

   「 よろこぶ 」の意味と、「 子生 ( こぶ ) = 子供が生まれる 」で、子々孫々

   に渡る一家の発展を祈願します。

* 株式会社 飾 一 パンフレット、ホームページ より。

屠 蘇 ( とそ )

 砂3.jpg

屠 蘇
屠蘇(とそ)とは、一年間の邪気を払い長寿を願って正月に呑む薬酒である。           昔から、「一人これを呑めば一家病無く、一家これを呑めば一里病無し」と言われ、       正月の祝いの膳には欠かせないものとなっている。
「屠蘇」とは、「蘇」という悪鬼を屠(ほふ)るという意味である。
数種の薬草を組み合わせた屠蘇散(とそさん)を日本酒に味醂や砂糖を加えたもの       に浸して作り、小・中・大の三種の盃を用いて飲む。
飲む人の順には地域間で差があるが、年齢の若い者から順に飲むのが正式である。      これは中国の習慣からきたもので、若い者が毒味をするという意味があった。           しかし日本では、明治もしくは昭和初期に家長から飲むことも行われるようになった       ようである。
 屠蘇は、通常、屠蘇器(とそき)と呼ばれる酒器揃えによって供される。屠蘇器は、       屠蘇散と日本酒・味醂を入れる銚子(ちょうし)、屠蘇を注ぐ盃、重ねた盃をのせる盃台、    これらを載せる盆からなる。                                          屠蘇器には、漆器製、陶磁器製、ガラス製など様々な種類がある。

屠 蘇 散
屠蘇散は、一説には三国時代の名医・華佗の処方によるものと言われている。          その処方は色々あるが、『本草綱目』では赤朮・桂心・防風・抜契・大黄・鳥頭・赤小豆      を挙げている。                                                   現在では猛毒の鳥頭などは使わず、山椒・細辛・防風・肉桂・乾薑・白朮・桔梗などを      用いるのが一般的である。                                           健胃薬としての効能があり、初期の風邪にも効くという。 正確には、白朮(オケラ)の根、    蜀椒(サンショウ)の実、防風(ボウフウ)の根、桔梗(キキョウ)の根、桂皮(ケイヒ)の      樹皮(肉桂:ニッケイ)、蜜柑(ミカン)の皮(陳皮:チンピ)、鳥兜(トリカブト)の根(烏頭:      うず)、大黄(ダイオウ)など、身体を温めたり、胃腸の働きを助けたり、あるいは風邪の     予防に効くと言われる生薬を含むが、作用が激しいトリカブト(毒物にもなる)やダイオ      ウ(下剤としても使われる)は使われないとされる。
正月に屠蘇を呑む習慣は、中国では唐の時代に始まり、日本では平安時代からと言わ     れている。                                                      宮中では、一献目に屠蘇、二献目に白散、三献目は度嶂散を一献ずつ呑むのが決まり    であった。                                                      貴族は屠蘇か白散のいずれかを用いており、後の室町幕府は白散を、江戸幕府は屠蘇    を用いていた。                                                   この儀礼はやがて庶民の間にも伝わるようになり、医者が薬代の返礼にと屠蘇散を配る    ようになった。                                                    現在でも、薬店が年末の景品に屠蘇散を配る習慣として残っている。
基本的には関西以西の西日本に限られた風習であり、他の地方では、単に正月に飲む    祝い酒(もちろん屠蘇散は入っていないただの日本酒)のことを「御屠蘇」と称している     場合もかなり多い。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2010年5月

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