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茶馬古道(6) 巡礼の旅

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茶馬古道は巡礼の道でもある。 11月のある日男たち5人が巡礼の旅に出発する。 2人の年配の男は、日用品、テントなどを荷車に積んで引く。 3人が五体投地(ごたいとうち)の祈りを捧げる。 目的地はチベットの首都ラサのポタラ宮、出発地から距離にして約2100Km。 途中ヒマラヤを越える過酷な巡礼のたびである。 約6ヶ月かかる。 ただ歩くのとはわけがちがう。 秋に出発してラサに着くのは春である。

五体投地の巡礼の旅は、チベット仏教では生まれ変わる次の世に備えるための準備、死に備えるためという。 五体投地で「体と心、言葉を釈迦に奉げる」のだそうだ。 彼らはお金を持たないで出かけた。 お金や食べ物は途中で人々が支援してくれる。 テレビで見ていて頭が下がる思いがした。 輪廻転生で次の世を目指して祈るのである。

チベット仏教巡礼の旅は、距離2100Kmを186日かけて達成している。 日本の四国八十八か所巡礼の旅は約1300Km、徒歩で40日余り、車で約10日かかる。 日本では昔は四国八十八か所巡礼の旅で行き倒れて死ぬ人もあったという。 チベット巡礼の旅がいかに過酷かが偲ばれる。 それだけ信仰心が厚いということことの証明のように思われる。

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2011年10月

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