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釣りの思い出(7) 下田沖でイシナギ

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私がまだ運転免許を持っていない頃のこと。 下田・須崎の宝栄丸に乗って下田沖でイサキを釣っていた時のことだ。 その時は手釣りをしていた。 竿やリールを使用しないで、輪っかに糸を巻いているのを使用していた。   丁度夏の暑い日の昼過ぎだった。 糸を手繰っても根がかりしているのか(地球を釣ってしまったのか)手繰れない。 何度か自分で根がかりをはずそうとしたがはずれない。しようがないから船頭に頼んだ。 船頭に代わってもらった。 船頭いわくこれは根がかりではない。 魚が付いているという。 船頭と交代して今度は自分でゆっくりと糸を手繰る。 確か20分~30分かかったと記憶しているが、大きな魚が上がってきた。 それまで見たこともない魚だった。 魚種は「イシナギ」だという。 長さが1メートルくらいあった。 そんな大きな魚は今に至るまで釣ったことがない。 それでうれしくなって舞い上がったしまった。 タクシーを呼んでもらって伊東の家内の実家まで魚を積んで帰った。 タクシー代は1万数千円かかった。 家内の実家のすぐそばに遠藤さんという魚屋さんがあり、料理をお願いした。 フライとか焼き物にして食べたが味はたいしてうまくなかった。 どうやら私ひとり魚の大きさを喜んだだけだった。

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