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釣りの思い出(4) 船のまわりは3Mの海水

金のなる木1.jpg

大島沖へ金目釣行の場合、冬はよく風が吹くので、船頭がよく大島の気象台へ電話をして気象状況を確認した。夜中の12時、1時にせっかく伊東の港へ行っても風が強いと波が高いので、船が出ないこともあった。私の場合家で仕掛けの針にエサをつけてから港へ行くので、船が出ない日は家へ帰ってから、針からエサを外さなければならない。針を洗うとともに外したエサをすてなければならない。

天神丸のエサはカツオのはらみを10~12センチメートルの長さに、短冊状に切ったものを使用していた。早めに港へ行き船頭からエサをもらって仕掛けの針に刺すこともあり、また家でエサを針に刺すこともあった。家で刺す場合はスルメイカを短冊状にして使った。

ある時波が高かったが釣行した。これは船頭の判断だ。大島沖へ着くとかなりの高波で、船が波と波の谷間に入ると周りは波ばかりで、船から見て横には波しか見えない。そうすると船のみよし(先頭)から甲板に海水が押し寄せる。しっかり船につかまっていないと体が海水に持っていかれる。こういう時はもう釣りどころではない。生きた心地はしない。安全のためキャビンへ入っても体はアッチへゴロゴロ、こっちへゴロゴロ、きわめて居心地が悪い。伊東の港へ帰って来てはじめてホットする。

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