ブログトップ > 有馬幸三の自叙伝 > 釣りの思い出(2) 雷に追いかけられて

ある年の6月、伊東の春平丸に乗ってイサキの夜釣りに出かけた。 港を出て15分くらいでポイントに到着した。船頭のきよしさんが「いいよ」 と言って竿を出し、仕掛けを投入すると同時に船が四方を雲に囲まれてし まった。船頭が「悪いけど今日は帰るよ!」と言ったので、釣り具をしまいかけたら今度は雷が船の真上で鳴り始めた。もう本当に20~30メーター 上空でドンガラガラが鳴り、稲妻が光る。赤い光ではなく、緑色のように見えた。竿は甲板の上に横にして置いて、自分は頭を低く下げた。今にも雷が落ちるのではないかと恐怖で頭はいっぱい。この状況は船が伊東の港に着くまで続いた。わずか15分が1時間にも2時間にも思えた。
投稿者: arima 日時: 2008年2月25日 00:00
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