有馬シマノスケの最期 (9)

僕シマノスケとシマコは別々の住まい(ケージ)で暮らしましたので、僕は生涯独身
で過ごしました。そういう点ではさびしい一生でした。
でもこれにはわけがあります。
僕を売っていたペット屋のお姉さんが、2人(2匹)1つ住まいに入れておくと、喧嘩して
血みどろになるので別々の住まい(ケージ)の方が良い、とアドバイスしたためでした。
ペット屋のお姉さんは、こうも言っていました。シマリスは発情期(年に数日しかない)
だけおす、めす一緒でそれ以外は別に暮らすのだと。
それで僕とシマコは別のケージ、ただし隣り合わせで生活しました。
お姉さんのペット屋では小さなケージに10匹も15匹もシマリスを入れていたのに
別々が良いとはちょっとおかしな話だとは思いますが。そういえば売っているシマリス
の中には耳がちぎれた者もいました。おまけに餌は奪い合いで、その勢いはすさまじい。
僕は一軒家に一人で住んでいましたから、誰に食べ物を奪われるわけではなく、平和な
生活をさせてもらいました。そのせいか僕はカミリスにはならないですみました。
僕らの仲間にはカミリスになるものもいて、人間に嫌われることがあるそうです。
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