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有馬シマノスケの最期 (6)

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僕はどうやら中国の旧満州で生まれ、幼い頃に人間に囚われて、日本へ連れてこられた
ようです。僕たちシマリスは、満州では冬になると冬眠します。
日本でも冬に寒くなると冬眠する仲間もいるようです。
冬眠の前には木の実を採取、隠して他人に取られないよう蓄えます。
また冬眠に備えて脂肪を体につけるためいつもより食べる量が増えます。
有馬家では、ママとババが心配してくれて、冬眠しないように冬になると僕がいる居間に
暖房を切らさないように入れてくれました。夜も室温が下がらないように暖房が入っており、
僕のケージには二重、三重に暖かい毛布をかけてくれました。お陰で冬でも快適で、
僕は一生冬眠しないですみました。
でも生来体が丈夫でない僕は、初冬や春先に体調を崩して、よくプラスティックの箱に
入れられ車で佐藤先生の動物病院へ連れて行かれました。
動物病院へ行くと、大体僕の嫌いなネットに入れられ、身動きできないようにしてインター
フェロンの注射をうたれるのでした。
でもそのお陰で僕は人並みに生きることができたとママやババに感謝しています。

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