鈴木さんのこと

今から40年前私がまだ25~6歳のころ、私は日本アイ・ビー・エム(株)で全国IBMユーザー
協議会(通称「全U協」=ゼンユウキョウ)の事務局業務を担当していた。
全U協の事務局業務というのは委員長の秘書か雑用業務が仕事である。
ある時日本石油さんの鈴木部長様が全U協の委員長をされていた時代がある。
お酒の好きな方で、会社では侍のように無口で必要なことしか話されない。
しかし、お酒が入るとにこにこと多弁になるいいお酒である。
日本石油さんは西新橋にあり、筋向いに広島の酔心という料理店がある。
私はこの酔心で鈴木さんにずいぶんご馳走になり、酒の飲み方も教わった。
鈴木さんに教わったことでいまだに思い出し自分を戒めていることがある。
それは、「他人を逃げ場をなくしたり、徹底的に追い込んではならない、お互いにサラリーマン
同士だから。」という教えである。何もサラリーマンに限ったことではないと思う。
近頃はサラリーマンという言葉をあまり聞かなくなったが、鈴木さんの教えは現在のような
ギスギスした時代には昔よりももっともっと心しなくてはならないことだと思う。
最近の食品偽装の問題、政治のねじれにともなう問題などは、他人をだましたり、他人に
あまえているのではないか?
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