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会社生活(60). システムの移行でトラブル

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D社は2年くらい間をあけて2度担当した。
2度目は、D社でシステムを移行することになり私は貧乏くじを引かされた。
何故かって、他人の売ったシステムの導入を担当させられたからだ。
営業は売るのが仕事なのに、導入だけを担当させられた。
当時客先では、IBM S/370 Model125 DOS/VS を使用していたが、これを
IBM S/4331 VM and DOS/VS に移行することになっていた。
ハードとソフトを同時に変えるのである。
リスクを考えると、まず第一段階でハードだけ変え、第二段階でソフトを変える、そして
第二段階では、1ヶ月くらい現行システムと新システムを並行稼働させる、というのが
賢明な移行方法だ。
客先のM課長、K係長、SEなどに安全な移行方法をとるように説得した。
M課長曰く「わかるが二段階方式と並行稼働はできない」との回答。
私は「システムの移行にはトラブルがつきもの。トラブルが出ても責任もてません。」と
まで言ったが効き目がない。
移行作業に入ったら案の定トラブルが出て、1週間システムは止まった。
現場からは毎日矢のような催促がくる。M課長は対応に追われた。
しかし、M課長は私には私の提案を受け入れなかったので、文句は言えない。
私は自社のSEやCEには客先には直接説明するな、私に逐次報告してほしい、
私からM課長に報告するといってそのとおり実行した。
約1週間朝から晩までD社駐在した。
小さなトラブルはあったが、SEとCEの尽力で約1週間でシステムは動き始めた。
お客さんの説得というものは難しいものだ。
客先を説得できなかった営業の責任は重い。

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