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子供時代(46). 私の兄弟マルという犬

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私の父が荘内とういうところから鰯トロバコ1杯と交換に子犬をもらってきたのは、
父がジャンバーの内側にその子犬を入れて帰ってきたので、多分冬だったと思う。
子犬に「マル」とういう名前をつけた。マルは女の子だった。
マルはシルバーのシェパードで、何でも犬と狼の混血だといっていた。
高木という肉屋で牛の筋肉を買ってきて煮てやっても一向に食べない。
お腹がすくと私たちが食べているテーブルへやってきて、テーブルに前足を載せて
食べ物をねだる。人間がたべている魚など好んで食べるので、箸で与えていた。
人間の食べ物は犬には塩分が強すぎるのか、よく皮膚病を患った。
食べるのが一緒なら、寝るのも一緒のこともあった。
冬など私が離れで寝ていると、前足でかなり重い戸を開けて、私が寝ている掛け
布団の足元に丸くなって寝ている。
朝起きてみるとマルの足跡がいくつもついている。
マルにはよく遊んでもらった。
そんなわけでマルと私は兄弟だった。

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