子供時代(45). ハゲ山

第二次大戦後私の生家の前の山々はいたるところハゲ山であった。
戦後燃料がなくて山の木を切って燃料にしたとのこと。
私が小学生の頃は山の砂防工事がおじさんやおばさんの失業対策事業になり、
彼らの収入源になっていた。
山に木を植えないと山は崩れてくるので、その後植林事業が続いた。
私の生家の前の山の天辺に大きな岩があるので、山が崩れて落ちてこない
かとヒヤヒヤしたものだ。
最近帰省すると山にはハゲたところは全く見えない。
前の山の天辺の岩も見えなくなった。
しかし、生家の近くでは山を崩して埋め立て住宅地を作ったり、工場団地を
作った。
失われた自然は2度と帰ってこない。
人間の勝手さに自然のお返しがないことを祈りたい。
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