ブログトップ > 有馬幸三の自叙伝 > 子供時代(43). 塩蔵(えんぞう)クジラ

戦後物がない頃カマス(わらむしろを二つ折りにした袋)に入った塩蔵クジラが
時たまやってきた。塩蔵クジラとは塩漬けのクジラ肉のこと。
その臭いたるやくさいことくさいことはなはだしい。クサヤよりももっと臭い。
肉類はほとんど入手できないので、これを食べた。
どう料理したかと言うと、塩蔵クジラの肉を塩出しして、醤油と砂糖であまからく
煮て食べる。時にコンニャクを入れて煮る。臭い消しに生姜を入れることもある。
燃料は薪(まき)や練炭(れんたん)だ。
なにしろ食べ物がないので、米や魚が配給制度の時代である。
今のように自由に買えない時代の話だ。
投稿者: arima 日時: 2007年4月30日 00:00
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