子供時代(40). どじょう(鰌)

私が育てられた家の前は道路で、その向こうには幅4メーターくらいの川が流れている。
家から200~300メーター下流に高さ50センチくらの堰が作られていた。その堰には
水が溜まるがドロも溜まる。このドロがどじょうの住みかになる。時期は忘れたが、時々
どじょうが息継ぎに水面に上げって来る。見ると腹が金色にそまり少々赤っぽい。
どうやら腹に児を持っているらしい。すごくきれいだ。
そこでどじょうの使用法を1つ伝授しよう。どじょうを裂いて骨をとって身だけにする。
これを熱をもった我々の身体の一部に貼る。すごく熱をとってくれる、ときいて実際に
使ったことがある。私の右の親指の先の爪の下がヒョウソウになって化膿して、隣町の
内田外科で爪をはがす手術をした時指がものすごく熱をもった。近所のおばさんが
ドジョウを裂いて貼ると熱を取ってくれるとアドバイスしてくれた。
やってみたら朝貼ったどじょうを見たら熱を吸収、煎餅のようにカリカリになっていた。
社会人になってから浅草の駒方へどじょうを食べに行ったことがあるが、あの子供時代
のドブ川を思い出して鍋に手がでなかった。
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