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大学時代(17).同級生の急逝と酒

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大学に入って初めての夏、岡山へ帰ってしばらくすると玉野高校の同級生で関西大学
に入った今村君がなくなったという知らせがあった。
聞いてみると、夏休みに入って滝つぼへ泳ぎに行って、飛び込んだところ、水がにごって
いたので見えなかったが下が岩だった。それで岩に頭を打ち付けて亡くなったという。
この今村君という男、すごくさっぱりした人柄のいい人だった。ほんとにいい人は早く亡く
なると聞いていたが、残念ながらそのとおりになってしまった。
この今村君、宇野港のまえの直島の自宅から船で通学していた。同級生でお悔やみに
連れ立って行った。若い一人息子を突然亡くした親父さんが気の毒でならなかった。
お通夜だったので、まあ上がれといわれて座敷へ上がると、1升瓶の日本酒を出して飲
めという。それまで日本酒はほとんど飲んだことがなかった。よほどのことがない限り、
断らない性格?が禍して、すすめられるままに飲んでしまった。
1杯目は臭かったが、2杯目からだんだん水のように感じたので、グラスを重ねた。
思えば酒の飲み方を知らないのに、よくも無謀なことをしたものだ。
酔っぱらって歩くのが大変になった。半分くらい腰が立たない状態になった。
これが生まれて初めての酒の失敗である。

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