子供時代(21).さとうきび

近くの農家でサトウキビをつくっている家があった。
この農家は蓮根(れんこん)をつくっていたので「れんこん屋」と呼ばれていた。
農家だから勿論米も野菜もつくっていた。夏にヤンマとんぼを夢中で追いかけて
水田に入り、おじさんに追いかけられたのはこの家の水田だった。
ところで、私の記憶によれば、サトウキビには外皮が緑と赤の2種類あった。
当時は甘いものがない時代で、より甘いものを探していた。赤の方が甘味が
強くこれを好んで食べた。節のところで切って、外側の皮を歯でひきむしって
中身を噛んで甘い汁だけ吸い、かすははき捨てる。サトウキビを食べたのは
せいぜい小学校の2~3年生の頃までで、後年社会へ出て沖縄へ出張した時
に食べるまで、多分40年くらいは食べる機会がなかった。
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