子供時代(11).はだか祭り

玉野市の日比に観音院という真言宗のお寺がある。はだか祭りはこのお寺で行な
われていた。過去形なのは、今は行なわれていないからだ。
往時のはだか祭りは概要次のとおりであった。
寒い最中に、フンドシいっちょうの男が大勢集まり、お寺の高い窓から投げられる神木
(シンギ)一本を取り合い、遊郭に持ち込んで、その神木に枡をかぶせると、勝負あった。
終わりということになる。神木を持ち込んだ人は賞金をもらえる。持ち込まれた店は縁起
がよいということで、持ち込んだ人を歓待する。
腕っ節の強そうなお兄さん達が寒さで白い息をはきながら、上になり、下になり、しながら
神木を奪い合う勇壮なイベントである。
岡山県では、西大寺のハダカ祭りが有名だが、昔は我が故郷の田舎町でも同じような祭
りがあった。
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