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父の偉大さ(6).父の実家

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父の実家は、田んぼの真ん中にあって、前が田んぼでその向こうにお茶の木や、スモモ
の木が植えてあり、その向こうに山がある。
山を20~30メートル登ったところに小さな溜め池があった。小さな溜め池だのに1間くら
い下の底にはカラス貝いて、父はカラス貝を何個もとってくれた。
池から更に40~50メートル行ったところに竹やぶがあって、春になると竹の子がボンボン
はえてくる。今から20年位前に車で行って、父の弟とその嫁さんと3人で竹の子を掘り、
ブルーバードのトランクに竹の子をいっぱい積んで相模原まで持って帰ったことがある。
しかし、その後道路を作るので、山が接収され、池も竹薮もなくなってしまった。
父の実家の裏には、小さな小川が流れており、私が小学生のころにはアカマツという赤い
魚が泳いでいて釣ったが、農薬のせいか魚は姿を消してしまった。
父の実家の家と山、田地田畑は、父に相続権があったが、父は相続を放棄して腹違いの
弟に与えた。
父はよく「年をとったら実家の近くの山に家を建てて隠居する。」と言っていたが、希望を
果たさず72歳で生涯を終えた。昭和58年1月16日のことであった。

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